CookieベースのPVの測定は信頼できない
メディア・パブ: クッキーベースのユーザー数測定は信用できないの記事にて、Cookie-Based Counting Overstates Size of Web Site Audiencesが紹介されていました。
簡単にまとめると以下のようなことだそうです。
- 米国の3割のインターネットユーザはCookeを頻繁に削除する
- Cookieベースの測定はウェブサイトユーザ数が実際よりも約2.5倍ほど多く数えられている
2年前の状況に比べて、セキュリティに対する意識が大きく変わってきていることが伺えます。
- 「Cookieを自分で削除できる知識のあるユーザーは35%だけ」,米調査:ITpro
- New Research Reveals Significant Consumer Misunderstanding of Cookies
Cookieをこれほど頻繁に削除しているとは思わなかったので、この調査結果には少し驚きました。日本も同様の現象が起きているのでしょうかね。感覚としては、日本ではまだそういった意識を持っている人はごく一部の人たちに限られそうです。しかし、最近の個人情報やクレジットカード情報を入力させるようなAmazon、楽天などのオンラインショッピングの発展を考えると近いうちに日本でも同じような状況になっていくだろうと推測できます。
Cookieと関連して話で、米国とは状況が異なる点としては、Cookieを利用したログ解析が困難なモバイルサイトが挙げられます。特に、ここ最近では、モバイルサイトの重要度が以前に比べて格段に挙がってきています。モバイルのオンラインショップでは、他メディアとの連携が重要で、例えばファッション雑誌で紹介した商品を携帯で販売しているガールズウォーカーなどは即完売といった話を聞いたことがあります。
今後は、Cookieを使わないで、個人の特定が行う仕組みがWebのログ解析ツール(サービス)には必須になりそうです。