Ludia / インストール手順メモ
今さらながらLudiaをインストールして、検証を行なってみることにしました。
今回は依存パッケージを個別にインストールする方法でインストールしていきます。依存するパッケージは以下のファイルになります。形態素解析による分かち書きを利用しますので、MeCabをインストールします。(分かち書きをしないのであれば、MeCabは不要です)
インストールに必要なパッケージは以下のサイトからそれぞれダウンロードして下さい。
- MeCab (今回利用したのは、mecab-0.93)
- MeCab IPA 辞書 (今回利用したのは、mecab-ipadic-2.7.0-20060707)
- senna (今回利用したのは、senna-0.8.2)
- Ludia (今回利用したのは、ludia-0.8.0)
またOSおよびPostgreSQLは以下のバージョンにて確認しています。またデータベースのエンコーティングは「EUC-JP」に設定してあります。
- Red Hat Enterprise Linux WS release 3 (Taroon Update 6)
- PostgreSQL 8.1.0
インストール手順は、Ludiaのソースファイル内のINSTALLファイルに記載されている通りになります。
MeCabのインストール
本体のインストールは以下の通りです。
$ ./configure $ make $ sudo make install
IPAの辞書のインストールは以下の通りです。
$ ./configure $ make $ sudo make install
Sennaのインストール
Sennaのインストールは、以下の通りです。
$ ./configure $ make
nfkc.cのコンパイルで固まり、待てど暮らせど終わりそうにない。
一部のコンパイラでコンパイル時間が恐ろしくかかるようです。15分ほど待ってもコンパイルが終わらない場合には、Ctrl-Cで強制終了してください。そして、以下のいずれかの方法で再度configureを実行してください。
- --disable-nfkcオプションを指定してconfiugreを実行
- 環境変数CFLAGSに-O0を指定してconfigureを実行
---disable-nfkcオプションを指定すると、Unicode文字列の正規化機能が無効になり、スキップできるのですが、無効にしたくないのでなんか上手い方法はないかと調べてみると以下のサイトで情報を発見しました。
回避策としては、configure後〜make前に(または、nfkc.c コンパイルを CTRL+C で中断してから)↓を実行すると、それほど待たされずに nfkc.c をコンパイルできます。
ということだそうで、個別にnfkc.cのコンパイルすることでよいみたいです。
$ ( cd lib; ../libtool --tag=CC --mode=compile \ gcc -I. -I.. -Wall -O0 -fno-strict-aliasing -g -MT nfkc.lo \ -MD -MP -MF .deps/nfkc.Plo -c -o nfkc.lo nfkc.c )
その後、もう一度コンパイルし直しました。
$ make $ sudo make install
Sennaのログファイルを出力できるように設定します。postgresユーザに対して書き込みできるように権限を与えます。
$ sudo mkdir -p /var/senna/log $ sudo chown postgres:postgres /var/senna/log
Ludiaのインストール
Ludiaのインストールは、以下の通りです。
$ ./configure --with-pg-config=/usr/local/pgsql/bin/pg_config \ --with-senna-cfg=/usr/local/bin/senna-cfg $ make $ sudo make install