Apache 2.2.3のインストール

Tech

インストール手順

大まかな流れは以下の通りになります。

  • ソースファイルのダウンロード
  • インストール
  • 基本設定
  • 自動起動設定
  • 動作確認

ソースファイルのダウンロード

公式サイトのダウンロードページからダウンロードします。

インストール

以下の必要最低限のモジュールのみを有効化します。後でsubversionをソースからインストールするので、先にmod_davモジュールを利用できるようにしてあります。

Apache2.2以降からTomcatへのコネクタモジュールとして、 mod_proxy_ajp がデフォルトで組み込まれているので tomcat-connectors(mod_jk) でなく、以下の手順でApacheをインストールします。

$ ./configure --enable-modules="so rewrite dav" --enable-proxy --enable-proxy-ajp
$ make
# make install

※注意※
mod_proxy_ajpをインストールするためには、mod_proxyを有効にする必要があります。
see, mod_proxy_ajp - Apache HTTP サーバ

基本設定

最低限の以下の設定を行ないます。

  • Apache実行ユーザおよびグループをnobodyへ変更
  • ServerAdminの変更
  • ServerNameの設定
  • デフォルト設定の読み込み
# diff -b httpd.conf httpd.conf.orig
53,55d52
< LoadModule dav_svn_module     modules/mod_dav_svn.so
< LoadModule authz_svn_module   modules/mod_authz_svn.so
67,68c64,65
< User nobody
< Group nobody
---
> User daemon
> Group daemon
97c94
< ServerName 192.168.1.10
---
> #ServerName www.example.com:80
406c394
< Include conf/extra/httpd-default.conf
---
> #Include conf/extra/httpd-default.conf

※注意※
Apache2.2系よりhttpd.confでIncludeされる設定ファイル群は、conf/extra/以下に配置するルールになっていますので、これ以降はそのルールに従って設定ファイルを作成します。

またデフォルト設定ファイル内にあるウェブサーバの情報を出力設定を最低限の表示に変更します。

# diff -b httpd-default.conf httpd-default.conf.orig
55c55
< ServerTokens Prod
---
> ServerTokens Full
65c65
< ServerSignature Off
---
> ServerSignature On

自動起動設定

自動起動するように設定します。起動スクリプトを作成してもいいのですが、手抜きをして以下のような感じでやっています。

  1. /usr/local/apache2/bin/apachectl の3行目辺りに以下の2行を追加する
  2. /etc/rc.d/init.d/ 内にシンボリックリンクを作成する
  3. 自動起動の設定追加
$ head -n 5 /etc/rc.d/init.d/apache2 
#!/bin/sh
#
# chkconfig: 345 85 15
# description: Apache2 Web Server
# 
# ln -s /usr/local/apache2/bin/apachectl /etc/rc.d/init.d/apache2
# /sbin/chkconfig --add apache2

動作確認

設定ファイルの記述ミスがないことを確認した上でApacheを起動します。

# /etc/rc.d/init.d/apache2 configtest
# /etc/rc.d/init.d/apache2 start

実際にアクセスし、トップページが表示されることを確認します。合わせてFirefoxのLiveHTTPHeadersもしくはInternet Explore用のieHTTPheadersでヘッダーも確認します。

参考情報